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スタイルも機能性も

 ロータスの設計チームが自らデザインした流線型のたくましいボディは、なめらかなフォルムと張りのある質感とが、その速度や敏捷性、精巧さを物語っています。キャブフォワードのモダンなプロポーションは低めでワイド、リアはがっしり、エアインテークもしっかり装備され、これはまさしくミッドシップエンジンのスポーツカー。実用的な2+2シーターであることは外観からはわからないほどです。

 エヴォーラの設計チームは、リーダーのラッセル・カーが、エクステリア担当の設計マネージャであるスティーブン・クリンジ、インテリア担当のシニアデザイナーであるアンソニー・ブッシェルと共に率いてきました。

 「この設計の成功のベースには、技術チームとの密接な連携がありました。協力しあいながら開発を進めたことで、バランスの良いボディを作り出すことができたのです。」設計チームリーダーのラッセル・カーは述べます。「前後異径のホイールサイズ、短いリアオーバーハング、長いフロントオーバーハングにキャブフォワード ― すべてが相俟ってエヴォーラに躍動感と軽やかさが醸し出されています。これは、ドライビングの特性を伝える車体の美しさを求める我々にとって、極めて重要な意味を持つことです。」

 ロータス製品は常にスタイルと機能との完璧なバランスを体現してきました。エヴォーラもこの伝統をしっかりと引き継いでいます。「車には乗りやすさも必要ですが、スポーツカーというのは感性で買うものなので、魅力的な外観とエキゾチックな印象とでユーザを魅了しなければならないという事実を開発期間中見失ったことはありません。ですから、我々は、技術とユーザ機能性をベースに主要部分の設計を積極的に進め、特色ある車を作ってきたということに、大変誇りを感じています。」とラッセル・カーは語っています。

 乗降を例にとると、乗り込む際に障害になるものはエヴォーラから極力取り除きました。ドアの下の面を切り取り、独自の画期的な方法で立体造形を行い、スタンスと乗りやすさをどちらも向上させています。

そのほかにも、エアロダイナミクスは、ドラッグやダウンフォース、冷却性能といった複雑に絡み合う要素を考慮し、全体のフォルムやエアインテークをはじめとするディテールを大きく左右しました。また、ダウンフォースのバランスを良くし、コーナリングスピードを上げるために、上部にロゴが配されたラジエータ排気口、レースカーを意識したディフューザ、フローティングリアウィングを採用。一方、抵抗を抑えるために、キャビンは思い切ったティアドロップ型にし、上から見た形がコーラ瓶風になるよう微妙なふくらみをつけることにより、リアショルダーはたくましさを増し、ターゲットとするユーザ層のニーズにふさわしい洗練されたイメージも伝わってきます。
「我々は、設計は誠実かつドラマチックであるべきだと信じています。ですから、こうして車に持たせた特性が意図したとおりの役割を果たしてくれると実に嬉しいものです。」と設計マネージャのスティーブン・クリンジは述べます。

このように技術面と見た目の美しさとの関係を本質から理解することが功を奏し、エヴォーラのフルスケールモデルが初めてウィンド・トンネルテスト(風洞実験)を行った際、エアロダイナミクスに必要最低限の調整を加えただけで、クラストップレベルのダウンフォースおよび安定性の目標を達成できました。

 スティーブン・クリンジはこう続けます。「概して、設計にはロータス車として受け継いだDNAが色濃く現れますが、個々のモデルの特徴や時代に則したテーマも確立しています。おそらくエヴォーラの設計において最も特筆すべきは、平面図のコーラ瓶型を側面図に反映させることによって立体造形を行う画期的な方法を採用したことでしょう。起伏の大きいショルダーラインは、シルを切り取ったことで、ボディサイドの低い部分にも見事に活かされ、筋骨隆々といった力強さを感じさせるボディに仕上がりました。

 ラッセル・カーは次のように述べます。「斜め前方からエヴォーラを見てください。実にパワフルです。ロータスロゴの配されたフロントエンドからリアに向かう滑らかなボディラインは、静止していてもスピード感が感じられるほどで、あなたの目はいきなり釘づけになるでしょう。この角度からだと、バイザースクリーンがティアドロップ型のキャビン全体をカバーし、緩やかに腰のくびれた形がリアフェンダーのたくましさを際立たせているのもわかります。これは間違いなくミッドシップエンジンレイアウトであり、エヴォーラは紛れもなくロータスなのです。」

 斜め後方からの眺めもまた印象的で、道を走れば多くの人がすぐにその姿を覚えてしまうことでしょう。前方に向かうほど細くなるキャビン、ディフューザ、フローティングウィング、中央に設置されたツインテールパイプ、特徴的なエンジンルームの排気口 ― これらすべてが極めて個性的な外観を作り出しています。

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